その頃、草若と草原で京都の北の方にある旅館の離れで、そば付きの無料寄席を定期的にやってたそうだ。そこに毎回まいかい学ラン姿で見に来ていた中学生がいた。その内絶対、弟子にしてくれ言うてきますよ、との草原兄さんの言葉は外れ、半年後に2人の控え室に現れたその少年は無言で上がりこんで部屋の隅にあった草若の高座座布団を愛しそうになでた。実はそれ、妻を早く亡くして布団職人をしながら男手ひとつで彼を育ててくれた父親が作った座布団で、それに気付いた少年は、中学に入る頃に死んだ父親の座布団が使われているのを見に来ていたのだ。しかし少年は、落語もちゃんと聞いていた、と落語会初日に草原兄さんがかけた「鴻池の犬」を、ほぼ完璧な記憶力で再現するというとんでもない才能を見せた。帰ろうとする少年に草若は座布団を持っていけ、その代わり俺からも頼みがある、と。草若は正座して「どうか私の弟子になってください」と頭を下げた。草若に自分から師匠になることを志願させた稀代の天才少年こそが、草々だったのだ。
親戚をたらいまわしにされて育った草々は中学を出て徒然亭に弟子入りして初めて家族ができた。会った瞬間からケンカだったヒトシとも、お互い兄弟ができたと嬉しそうだったそうだ。 しかし、ある時またヒトシとケンカして草若に叱られた時、草々は縁側でおかみさんに「おかみさんから師匠に謝ってください。小草若はホンマの子供やからきっと許してもらえる。けど、俺は違うから、追い出されてしまうかもわからへん」と。 。゜。゜゜。(T-T。)。゜゜。。゜ どこのうち行ってもそういう扱い受けてたんだね (T△T) 兄さん「自分がここにおられんのは落語をしてるからや。しっかり落語せぇへんかったらまた独りになってしまう。そない思うて必死やったんと違うかな」 (>_<) 今度こそは追い出されたくない、ここが大好きなんや、ここが俺の家や! って、必死に師匠とおかみさんに尽くしたんだろうなぁ、15くらいで年端もいかない子供が。 (T_T) 草々ーーー ゜゜。。゜(>△<。)。゜゜。゜゜ お前・・・・ なんて悲しいんだあああああああ (T□T) なんてけなげなんだあああああああああああっっ (TДT。)゜゜。。゜。 ワシが守ったるわああああああっっ 草若もおかみさんも、きっとそう思ったに違いないわ (T_T) こんだけのことがあってあの悪夢の3年間ずっとそばにいてくれた草々を破門にするなんて、草若どんだけ痛かったろうなぁ。多分ね、おかみさんの写真に謝ってたと思うよ。もちろん草々にも。
シーソーが前に言ってたけど、ホントに草若と草々はそっくりだな。2人共、極論すぎるんだわ。白と黒しかない。今回のことも、1年くらいの内弟子修業のやり直しでも良かった気がするんだわ、ソンケンになんのお咎めもないんだし。でもこの2人はね、やるかやらないか、しかないんよね。破門なんて誰にも逃げ場ないじゃん。 極端なんだよ (-_-)
草々はヒトシのマンションに寄って「お前は落語をせなあかん。自分が殴ったなんて絶対師匠に言うなよ。師匠にはぎょうさん弟子がおる。けど、誰よりも、お前に受け継いでもらいたい、そう思うてはる。わかったな」と言い置いたのを最後に、一門の前から姿を消した。 今日初めて草々がハンサムに見えた。無理矢理笑って出て行く草々、すんげーハンサムだったよ。 役者さんてすごいな。A子の時もそうだったけど、人間腹決めて去っていく時ってみんなそんな顔するもんなのかも。 ってかヒトシ! バカお前追いかけろっっ ヽ(`Д´〇)ノ
リュウホウ師匠が間に入ってくれて草若が謝罪できることになったけど、ソントクのジジィ、聞く耳持たず救いようがありません。嫌味言ってるヒマあんだったらテメーの大バカ弟子をどないかせえ p(〃`Д´)q このドアホがっっ !!!
キヨミは主を失った部屋で、草々が置いていった、彼にとっては家族の証である、初高座のお祝いにおかみさんがあつらえてくれたあのつんつるてんのスーツを胸に抱く。 A子が同じことしてた時とはまったく違う。いつか消えてしまう情熱ではなくて、積み重ねれば重ねる程に深くなっていく人としての感情で抱いてるんだな。 物音がして草々が帰って来たのかと思ったら、灯りがついてるから草々がいるのかと思ったのであろうヒトシが飛び込んで来た。 お互い思いが外れてしばらく向かい合っていると、ヒトシが切羽詰った声で「キヨミちゃん」と、キヨミを抱き寄せました。 キヨミちん、目動きすぎ (・_・)
ヒトシだって弱音吐きたいよそりゃぁ。いろんなこと一辺に起こって辛いに決まってんじゃん。それにね、あの誤解もフタ開けてみたらヒトシは母親の愛で守ってもらってたでしょ。んで今回は草々の愛で守られたわけでしょ。そら痛いわ。みんな自分のためにウソついてくれてんだもん、もうどうしていいかわからんて。もちろん道はひとつしかないけど、草々がそんなこと喜ばないってわかってるし。でもその道進む以外ないし。 ・・・たまにはヒトシにも優しくしてやってくれよ。辛いんだよヒトシだって (;_;)
=サントラから見る『ちりとてちん』=
ヒトシも草々も、みんな孤独だよね、おかみさん亡くした草若だって、相談できる相手いなわけだし。でも、みんな独りじゃないよね。実はみんながお互いのこと想ってる。気付かないだけで、独りじゃない。それがひとつのメッセージみたい。「ひとりじゃないよ」、「ひとりじゃないよ、ひとりじゃなかったよ」って曲があっての今日だから、ちょっと気付いた。 チビー子が夕日の中トボトボ学校から帰って来ておじいちゃんのテープのおもしろい話をききたくなった時に使われてた曲ですわ。 ちなみに今日のヒトシの部屋でのBGMは「なぜ君は誤解されやすい生き方を選ぶのか」です。このサントラ、曲のタイトルがストレートで、変わっとる (・∀・)
=ゆら予想=
① 廃墟で見つかる草々は健康状態悪いはずなので、看病してくれるキヨミがおかみさんに見えたりしながら回復し、一門に戻った後、キヨミに「お前、俺のこと好きなんか?」って、もう1回聞くんじゃないかと思うんだなー。こないだみたいな完全クエスチョンマークじゃなくて、もう告白してるのと同じ意味で聞くんじゃないかなーって思ったんだけど、どうかね (・_・) それでキヨミがどう答えるか・・・
② 見たことないヒトシの弱さを目の当たりにして彼をひとりの人間として見るようなって、心入れ替えて落語に打ち込むヒトシと徒然亭を、支えていこうと、キヨミが思う道もあるなー、と。 ワシはヒトシと一緒になってほしいから余計思うんだけど、草々とのことはさ「この時が1番贅沢で幸せな時間でしたなぁ」とか「お風呂屋さんまでの、短い短い、最後のデートでした」とかのナレーションがやっぱりねぇ。もうひとつは、「その時のことをA子に聞いたことがあります」っての、いくら仲良くなってたって、友達の旦那との過去なんて言わないでしょ、普通。笑いながら話してたらしいし。それとも、大人になってもやっぱり「悪気なく」相手の心に泥玉投げつけるんかな。それともやさぐれて悪意で笑って・・・・?? ってことで、やはりヒトシとの線も捨てがたい。 ・・・もういいや、みんな幸せになってくれればどっちでもいいや (>_<)
=今日のポイント=
草々少年、パッと見はなんでもなかったけど、動いたらそっくりだったねー将来の草々と。あの目の動かし方、口のききかた、照れてへこへこ頷く仕草、笑った時の表情、座布団もらった時の「ありがとうございます」、そーーーっくりだったなー (◎_◎) それに引き換えヒトシは・・・・ 元々のキャラ設定が相当ひどかったことを感じたわ。可愛げがない (-_-) 今のヒトシからしたら、あんな陰険そうな子供じゃなかったと思うけどねー。服の趣味は変わってないらしいけど (・_・)
天才・草々少年が落語やりだした時の草若、突然キヨミが現れて「あわれ合戦」した時、草々に引き止められて、甘栗の皮もようむけんってひとり語りして素質のカケラを見せた時と同じ顔してた (・∀・)
この町1番の情報通・キッチュ情報、徳さんのぎっくり腰は全治2週間